優れたコーチの見つけ方

JTLの視点 / Coaching
優れたコーチとは、どんなコーチでしょうか。選手時代の実績、速いボールを打つ技術、テレビでの解説経験——こうした指標がプレイヤーのニーズと合っていれば、優れたコーチといえるかもしれません。一方でJTLでは、生徒のニーズを満たすために自分のコストを積極的に使えるコーチを「優れたコーチ」と考えています。今回は、そのコーチを見分ける方法を一つご紹介してみたいと思います。

JTLが考える「優れたコーチ」

Our Philosophy でも触れていますが、JTLの考える優れたコーチとは、生徒の目標を聞いて理解し、具体的な内容を示すことで目標への道標を描けるコーチを指します。

こうしたコーチは、生徒が理解できるよう自らを高め、幅広い知識と情報を常にアップデートし、目標を達成するまでの「未来との時間軸」までも視野に入れています。

ただ、これらは数回レッスンを受けただけでは分からないこともあります。相性もありますから、簡単に見つかるものではないかもしれません。

一度のレッスンで見分けられるサイン

そのなかで、一度のレッスンを見るだけで良いコーチを見分けられる方法の一つが、これです。

Key Point
「コーチはボール出しのときに動いているか?」

これは、ボールを出しながら足を動かしているとか、ジャンプしているといった話ではありません。コーチが、ドリルを実際のラリーに近づけるための動きをしているかということです。

たとえば、次のようなドリルのボール出しを考えてみましょう。

Drill Example — FHD CC → FHD DHL → BHD DTL / 3球
FCCフォアハンド・クロスコート
FDTLフォアハンド・ダウン・ザ・ライン
BDTLバックハンド・ダウン・ザ・ライン

このとき(右利きの場合で説明します)、コーチは正しい位置に動けているでしょうか。

1球目のボールを出した後FCCに合わせてコーチはデュースコートへ移動してボールを出しているか?
FCCに対するボール出しの後にFDTLへ向けてコーチはデュースコートからアドコートへ移動してボールを出しているか?
FHD CC→FHD DHL→BHD DTL コート図(3球)

たったこれだけのことでも、そのコーチが生徒のためにコストを使っていることが伝わってきます。同時に、このドリルの目的や方法を理解したうえで実施していることも見えてきます。何より、生徒のためにできることをしている時点で、すでに意味のあるレッスンになっているのです。

もちろん、体を動かすことが難しいコーチもいるでしょう。それでも、工夫があるか、説明があるかで、その姿勢は感じ取ることができます。

おわりに

今回ご紹介したのは、良いコーチを見つけ出す方法の一つです。これをしていないからといって、そのコーチを否定しているわけではありません。ただ、このような行動ができるコーチは、まず信頼できる良いコーチだと考えてよいのではないかと思います。

Note
今回紹介した観察ポイントはあくまで一例です。優れたコーチの在り方は多様であり、JTLではコーチと生徒の関係を継続的なプロセスとして捉えています。良いコーチとの出会いのヒントとして参考にしていただければ幸いです。

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