コーチングの記事に書いた最も高い山を見つける方法は大変難しい作業です。どうすれば世界1位のプレイヤーになれるかを考えた時、それぞれのコーチ、選手にそれぞれ異なるさまざまなアイデアが浮かんでくることでしょう。
パワーをいかに増大させるか、エネルギー効率の良いスキル・テクニックをどのように構築するか、さまざまなテクニックをどのようなコンビネーションで使用していくかなど考えるときりがありません。
考えがなかなかまとまらない場合テニスが対人戦の個人競技であることを頭に入れてよりシンプルに考えることをおすすめします。テニスは決まったサイズのコート内にボールを打ち、返球を繰り返すスポーツです。最終的には相手に返球させないことを目的としてショット技術や戦術、戦略を考えることが必要とされます。
対戦相手が何をするかを予測することは可能であっても対戦相手がしたいことを変更することはできません。No.1プレイヤーになるためにはどのような意図を持った相手に対しても対応できる可能性の高いショット/パフォーマンスを追及することが重要です。言い換えると、ある一人の対戦相手に勝利するための地図ではなくすべての困難に打ち勝てるマッピングとそれに基づくスキル/技術/パフォーマンスの構築が必要です。
本サイトでは、さまざまな技術について考えると同時に普遍的に勝率の高まるための技術を中心に解説していきます。
シンプルに考える!
あれもこれもと考えてコートにたち、実はコーチがシンプルに物事を伝えきれてないのかもしれませんね。シンプルに整理してコーチも準備してコートにたたないといけないと感じます。
橋口様、先日は久しぶりにお会いできたくさんのテニス談義ができてとても楽しかったです。目的をよりシンプルにすることでプレーヤーの理解度も高まりますね。ただ練習に時間をかければいいという考え方や練習をしていればうまくなるからプレーヤー質問など必要ないという考え方はおおくはコーチの単なる願望でしかないと思います。プレーヤーに目的を理解させる準備もコーチの重要な仕事の一つですね。
個体の差(個人差)がある中で、選手の強み・弱み、出来ること・出来ないことをお互いに理解した上でコートに立ち、伸ばす・補うをバランスよくトレーニングすること。
何よりも、目標を端的に捉えること!互いの一致!
まさにティーチ→コーチとなることが大切と、自身も踏まえて改めて考えさせられます。
ありがとうございます。
大野竜太さま、コメントありがとうございます!個体の差を考えることはとても重要ですね。身長の違いや筋肉のタイプが持久的なのか瞬発的なもののどちらによっているのか、テニスを始めるまでに個々が獲得した能力の違いなどなど個々の能力を最大化させることを考えておられること素晴らしいと思います。自分のモデルをすべてにあてはめていくのではなく個性を活かしつつ個々の持つ可能性を最大化できる道を探すことはコーチにとっても選手にとってもとても重要ですね。大野様のコメントから私もまた気づきをいただけました。ありがとうございます。