テニスにおける技術を考えるうえで重要なことはボールをどう飛ばすかということです。当たり前のことを言っているようですが、多くのテニスコーチはテニスというスポーツが”ラケットを用いてボールに指示を与える”という基本的なことを忘れている(もしくは考えたことがない)ように思われます。打ち方の効率化や力の発生・伝達方法はボールに指示を与えるために最適な方法を選択していくという工程上にあります。
ボール自体に意志はなくボールは与えられた指示の通り(風などの外的要因もそれらがボールに指示を出していると考えればいいのです)にしか行動しないことを理解していれば、打ち終えた後に”入れー!”と言われているボールが気の毒に見えることでしょう(おそらくボールは”指示されたようにしかできないよ”という顔をしていると思います)。
コーチング技術の向上の第一のステップとしてボールに指示を与えるということを常に頭に入れて技術について考えていくようにしましょう。
ボールに指示を与える!
以前聴いた時から共感し意識して練習、コーチングをしています。
このサイトを通じて学び成長していきたいと思います。
コメントありがとうございます!
ボールは友達ということばを聞くことはありますが、テクニックに関して言えば友達ではなくアレクサなどのほうが最近では当てはまるかなと思っています。適切な指示を出せないとアレクサは適切な回答してくれなくて…。よくアレクサと喧嘩してます笑 ボールにたくさん触れて理解するという意味では友達という使い方もいいと思います。何を指導するのか、何を伝えたいのかということをまず考え、それからより伝わりやすい言葉(言語化)を選ぶことはコーチにとってとても重要な仕事だと思います。これからも一緒にいろんなことを考えていけたらいいなと思います。